結婚の先輩に、結婚当時を振り返ってもらうこのコーナー。今回は結婚3年目、ゆきこさん(仮名・30歳女性)の結婚体験談です。
遠距離恋愛を乗り越えて結婚へ
相方とは学生時代に同じ研究室だったことから知り合いました。学生同士として1年付き合い、その後同時に社会人となって2年間付き合いました。
卒業時にはお互いに何となく結婚を考えていたのですが、就職先が関西と関東に分かれてしまい、しばらく遠距離恋愛をすることになりました。その後、相方が関西に転勤することが決まり、そのタイミングで結婚を決めました。
今思えば、結婚のために相方は会社に転勤を申し出てくれていたのかなと思います。
ケンカは同棲時代にたっぷりと。
学生時代の1年間は、お互い一人暮らしだったこともありほとんど同棲状態でした。食事もまとめて作ったほうが楽ちんですし、忙しかったので2人の時間を確保するためにごく自然な流れでそうなりました。
今振り返ってみると、同棲経験があることはよかったなと思います。食事の好みや金銭感覚、24時間一緒にいても大丈夫かといったことは一緒に暮らしてみないとわからないことですし、同棲時代に十分喧嘩をしておくことで、結婚生活においてはイザコザが少なく済んでいると思います。
24時間一緒にいても気を使わない相手
結婚後に気付いた相方の長所は、仕事での愚痴を言わないことです。一方短所は、自分のタイミングで生活することにこだわるということです。子どもが寝ないので全員同じ時間に寝るというルールを守るようお願いしているのですが、なかなか上手くいきません。
しかし、結婚前に戻れるとしたらやはり今の相方と結婚すると思います。24時間一緒にいてもお互いに気を使うことなく生活できる人は、相方以外には見つからないです。
結婚生活は、普段の時間を共有するもの
おそらく、恋愛と結婚は別の観点で相手選びをするべきだと思います。恋愛でのデートは特別な時間を共有するものですが、結婚での生活は普段の時間を共有するものだからです。
ドキドキできるかよりも安心できるかを基準に、結婚前にたくさんの時間を過ごしていただくのが良いのかなと思います。