結婚は本人たちだけでなく、そのご両親にとっても一大イベント。我が子の人生の晴れ舞台に向けて、親として手助けしてあげたい!と思う方も多いのではないでしょうか。
そうした際に難しいのが、「どれくらいお金を援助してあげるべきか?」ということ。援助してあげたいのはやまやまだが、出しすぎるのも気が引ける…。そこで、一般的な結婚祝いの援助額について、平均額を調査してみました。
親からの援助、「平均」は100万円
ゼクシィの調査によると、親や親族からの援助は、全国平均で182.8万円(※)。一家庭あたりの平均は約100万円という計算になります。
※出典:結婚費用とご祝儀・親の援助|親ごころゼクシィ
それでは、もう少し詳細を見てみましょう。
援助額は、100万円未満が約半数
親からの具体的な援助額についての調査結果によると、54%の家庭が援助額100万円未満という結果に。2ケタぐらいの金額が目安、といったところでしょうか?
新生活を始めるにあたっての、親・親族からの援助額は?
※出典:ゼクシィ新生活準備調査 2015
高額援助する家庭が、全体の平均を引き上げている
また、グラフをよく見ると、500万円以上の援助をしている親御さんが8%いることに気づきます。
こうした高額援助の家庭があることで、全体の平均が引きあがり、平均100万円という水準になっていたのですね。
親からの援助、その用途は?
家具家電の購入を援助してもらうケースが多い
では、親からの援助はどのような用途に使われるのでしょうか。まずは家具・家電へ使うケース。こちらの調査結果を見ると、やはり半数以上(56%)の家庭では家具・家電購入に関わる費用について援助してもらっていることが分かります。新生活においてお金のかかる部分ですから、こういった費用を援助してもらえると助かりますね。
家具・家電購入にあたっての、親・親族からの援助額は?
※出典:ゼクシィ新生活準備調査 2015
新居の購入は、親に頼らない傾向?
一方、もう一つの大きな買い物である「新居」。新居の購入費用・賃貸費用については、援助してもらったのはわずか13%という結果に。新婚時点では賃貸物件に住む方も多いので、そこまでまとまったお金が必要ないのかもしれませんね。
新居の購入・賃貸にあたっての、親・親族からの援助額は?
※出典:ゼクシィ新生活準備調査 2015
「平均」はあっても、「相場」はない
さて、ここまでデータとともに「平均」の金額を見てきました。しかしこれはあくまで援助金額の「平均」であり、「相場」ではありません。当然ながら、親の援助には頼らない!というケースも多々あるようですね。
・もう大人なので、親から援助という考えはなく当たり前のように自分たちの貯金で行った。親の老後などを考えたら、援助は考えもしなかった
・いろいろ口を出されたくなかったので
・今まで世話になった両親に、自分たちの力で作った結婚式を見て欲しかったから。本当に親からの巣立ちのときだから
※出典:親からの資金援助はあった? 花嫁のホンネ【30】 – OZmall
結婚は、本当の意味で子供が親の元から巣立つとき。お金はナイーブな話ですが、ぜひ親子でしっかり話し合っていただければと思います。